著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

加藤哲弘
かとう・てつひろ

1953年、岡山市生まれ。1981年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(美学美術史学専攻)。京都大学助手を経て、現在、関西学院大学文学部教授。専門は、美学・比較美術論。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/katotk/。主要論文に「もう一つのイコノロジー――アビ・ヴァールブルクとイメージの解釈学」、「美術史学の『危機』とその克服」、「観者の役割――絵画解釈のための基礎理論」。訳書にヒルデブラント『造形芸術における形の問題』(中央公論美術出版)ほか。

 

加藤哲弘の書籍一覧]

作品とコンテクスト
レンブラント《聖家族》
描かれたカーテンの内と外

[著者]ヴォルフガング・ケンプ
[訳者]加藤哲弘

レンブラントは、なぜ、絵の前にカーテンを描いたのか!?

幼児キリストを抱くマリア、まきを割るヨセフ。団欒の情景の手前に、だまし絵のように描かれるカーテンとは? 17世紀オランダにおける絵の機能と絵が置かれていた状況からその意味をさぐる。受容美学の視点から新しい美術史を拓く。

定価=本体 2,000円+税
2003年11月25日四六判並製/144頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-130-6

※本書は、1992年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。

作品とコンテクスト
《ウィーン創世記》
絵で読む聖書の物語

[著者]カルル・クラウスベルク
[訳者]加藤哲弘

装飾写本研究からたどる美術史学のながれ

旧約聖書「創世記」の物語が描かれたこの装飾写本には、同じ人物がくり返し同じ場面に登場するという奇妙な描写が用いられている。この描写を発想の源に、多くの美術研究家が絵の内容を「読み解く」ことについて思考してきた。

定価=本体 2,200円+税
2000年3月31日四六判並製/112頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-050-7


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