[目次]
著者まえがき「日本(語)の読者へ」 7
序論に代えて
精神の集祷──マルチメディアと注意散逸の形而上学について(前田良三訳) 12
第1部 テクストvsパーソナリティ
マクルーハンでルターを読む──聖なる象徴のメディア論と記号論(原克訳) 32
情報源としての人間(前田良三訳) 55
神は賽を振り、拍子を取る──事故と時間装置について(前田良三訳) 84
第2部 アナログvsゲヴァルト
時空のゲヴァルト──クライストの光学メディアと戦争劇(高木葉子訳) 102
メディア・パテティカー──ヴァーグナーとジーバーベルク(前田良三訳) 129
エントロピー・トリコロール──ゴダール『ウィークエンド』におけるイマージュの論理学(前田良三訳) 152
第3部 ディジタルvsエロチシズム
カット編集された法廷──チャウシェスク裁判(原克訳) 176
テレビ・スポーツのエロチシズム──日常的ヒーロー伝説をウォッチングする(原克訳) 194
情報ネットに捕まって──携帯電話とメッセージ機械(原克訳) 212
訳者解説
内破するディスクール──マンフレート・シュナイダーのメディア美学
初出一覧 243
原注/訳注 VI
索引 I |