著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

高木葉子
たかぎ・ようこ

上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(ドイツ文学専攻)。現在、早稲田大学・青山学院大学・法政大学非常勤講師。主要訳書 : K.H.ボーラー『ロマン派の手紙。美的主観性の成立』(法政大学出版局、2000年)、M.シュナイダー『時空のゲヴァルト。宗教改革からプロスポーツまでをメディアから読む』(共訳、三元社、2001年)、『シリーズ言語態6 間文化の言語態』(共訳、東京大学出版会、2002年)、K.H.ボーラー『大都会のない国。戦後ドイツの観相学的パノラマ』(法政大学出版局、2004年)など。(2014年4月現在)

 

高木葉子の書籍一覧]

トゥルン・ウント・タクシス その郵便と企業の歴史

[著]ヴォルフガング・ベーリンガー
[訳]木葉子

1490年、中欧に最初の国際郵便路線が創設される。このコミュニケーション革命により、「郵便制度の創始者」フランツ・フォン・タクシスは、「アメリカ発見者」コロンブスと並ぶ者とされた。マクシミリアン1世を始めとする歴代の神聖ローマ皇帝たち、そしてゲーテやシラーの書信を輸送したタクシス郵便とはいかなるものだったのか。377年にわたるその郵便史、さらに今日まで500年を超えるトゥルン・ウント・タクシス企業史および家族史を、厖大な文献と史料を駆使して、その全貌を明らかにする。

[書評]
《図書新聞》2014年10月11日、評者:菊池良生氏
『郵便史研究』第38号(2014年9月)、郵便史研究会、評者:星名定雄氏
『社会経済史学』81-4、社会経済史学会、2016年2月、評者:河野淳氏

定価=本体 6,200円+税
2014年4月10日A5判上製/608頁/ISBN978-4-88303-356-0

時空のゲヴァルト
宗教改革からプロスポーツまでをメディアから読む

[著者]マンフレート・シュナイダー
[訳者]前田良三原克+高木葉子

ルター×マクルーハン
スポーツヒーロー×エロス
ヴァグナー×ジーバーベルク
チャウシェスク裁判×王の処刑の伝統
ゴダール×エントロピー
携帯電話×情報ネットのパラノイア、……。
メディアという視点で結び合わせ切り裂く、注目の論者、初の邦訳論集。

定価=本体 3,000円+税
2001年9月25日/A5判並製/278頁/ISBN978-4-88303-081-1

キットラー 対話
ルフトブリュッケ広場

[著者]F・キットラーS・バンツ
[訳者]前田良三+原克

数学によって可能となったテクノロジーと、それを前提に出現した文化表現を、ルネサンスから現代のメディア・アートまでたどる。スイスのアーティスト、シュテファン・バンツを相手に新たな文化史の構想が展開される。

定価=本体 2,000円+税
1999年11月30日/A5版上製/112頁/ISBN978-4-88303-062-0


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