[目次]
序文 3
第1部 定刻志向──鉄道がもたらしたもの 15
第1章 近代日本における鉄道と時間意識(中村尚史) 17
第2章 一九二〇年代における鉄道の時間革命──自動連結器取替に関連して(竹村民郎) 47
第2部 時間厳守と効率性──新労働管理の発展 77
第3章 近世の地域社会における時間(森下徹) 79
第4章 二つの時刻、三つの労働時間(鈴木淳) 99
第5章 蒲鉾から羊羹へ──科学的管理法導入と日本人の時間規律(橋本毅彦) 123
第3部 時間の無駄のない生活──子供の教育と主婦の修養 155
第6章 子供に時間厳守を教える──小学校の内と外(西本郁子) 157
第7章 家庭領域への規律時間思想の浸透 羽仁もと子を事例として(伊藤美登里) 189
第4部 新暦と時計の普及──近代的タイム・フレームの形成 211
第8章 明治改暦と時間の近代化(川和田晶子) 213
第9章 歳時記の時間(長谷川櫂) 241
第10章 明治時代における時計の普及(内田星美) 267
第5部 時間のゆくえ 289
第11章 農村の時間と空間──時間地理学的考察(荒井良雄) 291
第12章 「時は金なり」のなぞ(栗山茂久) 321
文献解題 時間を考えるための五〇の文献(橋本毅彦) 345 |