幻の英語教材
英語教科書、その政治性と題意材論

[著者]中村敬+峯村勝

15年ほど前、高校英語教科書FIRST ENGLISH SERIES II(見本本[文部省検定合格本])の「第13 War(戦争)」が、差し替えとなった。時の政権政党の一部勢力が中心となって圧力をかけた結果である。文部省、マスコミ、英語教育界、一般市民そして生徒たちはいかに反応したのか。「事件」の当事者であった代表著者と編集長が、その経緯と、そこから浮かびあがってくる英語教科書、英語教育の根本問題を徹底的に論じる。

定価=本体 2,300+税
2004年2月25日/A5判並製/224頁/ISBN978-4-88303-132-0


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[目次]
「まえがき」に代えて 「ファースト事件」が投げかけたもの(峯村勝) 9

�T部 総括:「事件」の経緯と問題の本質(中村敬) 15
1章 プロローグ 16
2章 「事件」の経緯 18
3章 「事件」に対する反響 22
  1.報道の仕方について 22
  2.『ファースト�U』に対する評価 24
  3.「戦争」の課に対する反響 28
  4.外国紙(誌)の反響 31
  5.その他 33
4章 「差し替え」をどう見たか 35
5章 英語教育界はどのように対応したか 39
6章 文部省はどのように対応したか 46
7章 著者はどのように対応したか 48
8章 事件が提起する普遍的課題 エピローグに代えて 56

�U部 「声なき声」との対話(中村敬) 63
1章 削られた拷問のシーン 65
2章 神をも畏れぬ行為 70
3章 英語教育への問いかけ 72
4章 本質を求める生徒たち 83

�V部『ファースト�U』の題材内容 87
1章 編集方針 88
2章 教師用指導書の前書き 89
3章 本文と題材解説 91

�W部 英語教科書論と『ファースト�U』(峯村勝) 155
1章 英語教科書論の前提 156
  1学校の普通教育 156
  2.英語教育の目的 157
  3.英語の特異性と言語環境 159
2章 英語教科書の構造 162
  1.英語教科書の枠組み 162
 2.英語教科書の構成要素 163
3章 『ファースト�U』の題材内容の特徴 166
  1.テーマ――言語、文化、人間 166
  2.国際的な視野・視点 168
  3.問題の本質 169

「あとがき」に代えて 英語が必修科目であることの意味(中村敬) 171

資料編 175
資料1 Lesson 13 My Fair Lady(本文) 176
資料2 『ファースト�T』本文 178
資料3 マレーシアの副読本 195
資料4 『ファースト』編集委員会見解 196
資料5 『ファースト�U』採択校の先生方への手紙 201
資料6 長野県高等学校教職員組合木曽支部文教会議外国語部会の決議 204
資料7-1 報道 206
資料7-2 報道記事 208


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