著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

中村敬
なかむら・けい

1932年、愛知県生まれ。1955年、南山大学英語学・英文学科卒業。1966年〜1967年、英国政府奨学生(British Council Scholar)としてロンドン大学留学。1980〜1981年、ウェールズにおける言語問題調査。成城大学名誉教授。
著書に『イギリスのうた』(研究社)、『私説英語教育論』(研究社)、『英語はどんな言語か』(三省堂)、『外国語教育とイデオロギー』(近代文藝社)、『幻の英語教材』(共著、三元社)、『なぜ、英語が問題なのか』(三元社)など。
中学校英語教科書NEW CROWN ENGISH SERIES(三省堂)(1978〜1993年 代表著作者)、高校英語教科書FIRST ENGISH SERIES(三省堂)(1988年〜1995年 代表著作者)。(2014年5月現在)

 

[中村敬の書籍一覧]

「英語教育神話」の解体

今なぜこの教科書か

[著]中村敬+峯村勝柴浩

初級英語教科書の実作を通して、学校英語の根本的な改革を提起する。
本教科書は、英語教育をとおして批評力・批判力を培うために近現代史を題材の中心にすえ、読みごたえのある教材を提示する。英語の文体感覚を身につけるために教材は叙述文を中心にしてある。中学生から社会人まで多くの人に初級英語で語れることの豊富さを実感してほしい。

[書評・紹介]
《東京新聞》2014年7月2日夕刊
『新英語教育』2014年10月号、評者:泉康夫氏
『英語教育』2014年11月号、大修館書店、評者:森住衛氏

定価=本体 3,700円+税
2014年5月20日B5判並製/328頁/ISBN978-4-88303-357-7

なぜ、「英語」が問題なのか?
英語の政治・社会論

[著者]中村敬

英語だけで世界のすべてが読め、語れるかのような錯覚に陥っている日本社会。英語一極集中状況の歴史性を説きつつ、英語教育/英語教科書の執筆に携わった著者が、「英語・英語教育問題」の政治性、社会性を鋭くえぐり出し、その社会的病理の様を明らかにするとともに、解決への糸口を探る。

定価=本体 2,600円+税
2004年7月30日/A5判上製/280頁/ISBN978-4-88303-142-9

幻の英語教材
英語教科書、その政治性と題意材論

[著者]中村敬+峯村勝

15年ほど前、高校英語教科書FIRST ENGLISH SERIES II(見本本[文部省検定合格本])の「第13 War(戦争)」が、差し替えとなった。時の政権政党の一部勢力が中心となって圧力をかけた結果である。文部省、マスコミ、英語教育界、一般市民そして生徒たちはいかに反応したのか。「事件」の当事者であった代表著者と編集長が、その経緯と、そこから浮かびあがってくる英語教科書、英語教育の根本問題を徹底的に論じる。

定価=本体 2,300+税
2004年2月25日/A5判並製/224頁/ISBN978-4-88303-132-0


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