トーマス・マン物語 I |
少年時代からノーベル文学賞まで |
[著者]クラウス・ハープレヒト
[訳者]岡田浩平
トーマス・マン――人物の徹底した解剖により、作品と時代がみえてくる。
現代ドイツ文学の最高峰トーマス・マンを膨大な資料(作品・時評・日記・書簡など)を縦横に駆使して、あくまでその人物像に迫ろうとする伝記物語。本巻では、少年時代から第一次世界大戦をはさみ、ノーベル賞受賞、ヒトラーの権力奪取――ファシズムの台頭という時代状況におされて、マンの発言に重みがましていく――までの時期をあつかう。
定価=本体 7,800円+税
2005年3月25日/A5判上製/667頁/ ISBN978-4-88303-152-8
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