[目次]
まえがき/井口壽乃 13
第1部 各国のアヴァンギャルド・グループによるマニフェスト 1 ベルリン
1 ラウール・ハウスマン、ハンス・アルプ、イワン・プニー、モホイ=ナジ・ラースロー
「要素主義芸術宣言」『デ・ステイル』(1921)ドイツ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 17
2 モホイ=ナジ・ラースロー「生産―再生産」
『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 19
3 モホイ=ナジ・ラースロー、アルフレード・ケメーニ「力の動的―構成的システム」
『デア・シュトルム』(1922)ドイツ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 23
4 カーライ・エルネー、アルフレード・ケメーニ、モホイ=ナジ・ラースロー、ペーリ・ラースロー「宣言」
『エジシェーグ』(1923)ドイツ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 26
2 ワイマール
1 モルナール・フォルカシュ「K.U.R.I.宣言」
『ウート』(1922)ハンガリー語 (解説・翻訳/井口壽乃) 29
3 ウィーン
1 カシャーク・ラヨシュ「絵画建築」
『MA』(1922)ハンガリー語 (解説・翻訳/井口壽乃) 33
2 ユーリウス・クリンガー「聖なる日常」
『ウィーンのポスターアート』(1923)英語 (解説・翻訳/三谷研爾) 43
column 絵画と詩の出会いからタイポフォトへ/井口壽乃 46
4 プラハ/ブルノ
1 カレル・タイゲ「イメージと前イメージ」『ムサイオン』(1921)チェコ語 (解説・翻訳/宮崎淳史) 48
2 シュティルスキー「絵画」『ディスク』(1923)チェコ語 (解説・翻訳/宮崎淳史) 56
3 カレル・タイゲ「絵画と詩」『ディスク』(1923)チェコ語 (解説・翻訳/宮崎淳史) 62
4 カレル・タイゲ「ポエティスム」『ホスト』(1924)チェコ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 67
5 カレル・タイゲ「構成主義と〈芸術〉の清算」『ディスク』(1925)チェコ語 (解説・翻訳/宮崎淳史) 75
6 カレル・タイゲ「モダン・タイポグラフィ」『タイポグラフィア』(1927)チェコ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 88
7 インドジフ・シュティルスキー、トワイヤン「人工主義」
『ReD』(1927)チェコ語 (解説・翻訳/宮崎淳史) 101
8 カレル・タイゲ「構成主義の理論に向かって」『建設』(1928)チェコ語 (解説・翻訳/井口壽乃) 105
column プラハのドイツ語作家たち/三谷研爾 116
5 ウーチ/ワルシャワ
5章解説 加須屋明子 118
1 『ブロック』の編者による序『ブロック』(1924)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 120
2 「構成主義とは何か」『ブロック』(1924)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 121
3 ヴワディスワフ・スツシェミンスキ「B=2」『ブロック』(1924)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 123
4 ヘンリク・スタジェフスキ「抽象美術について」『ブロック』(1924)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 132
5 ヘンリク・スタジェフスキ「現代のスタイル」『プレゼンス』(1926)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 133
6 ヴワディスワフ・スツシェミンスキ「絵画におけるウニズム」
『プレゼンス文庫』(1928)ポーランド語 (翻訳/加須屋明子) 135
6 クラクフ
1 スタニスワフ・イグナツィ・ヴィトキェーヴィチ「絵画の〈デフォルメ〉について」
『ガゼタ・ヴィエチョルナ』(1920)ポーランド語 (解説・翻訳/加須屋明子) 149
column ヴィトカツィとその時代――世界の存在をめぐって/加須屋明子 154
7 ザグレブ/ベオグラード/リュブリャーナ
7章解説 荒島浩雅 156
1 ミロスラヴ・クルレジャ「クロアチア文学のウソ」
『炎』(1919)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 158
2 リューボミール・ミツィチ「ゼニート主義」
『ユーゴスラヴィアの耕地』(1921)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 171
3 スタンコ・トマシッチ「ゼニート主義(はなしを続けようではないか……)」
『ユーゴスラヴィアの耕地』(1921)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 175
4 ブランコ・V・ポリャンスキ「ダダならぬ国の法典」
『ダダ―ヨック』(1922)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 178
5 リューボミール・ミツィチ「新たな生と新たな芸術のバルカンの<RUBY CHAR="組織者",
"トータリターゼ">としてのゼニート主義(抄)」
『ゼニート』(1923)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 184
6 リューボミール・ミツィチ「『死んだ運動の伝説』ないしは、ゼニート主義と反ゼニート主義の伝説
―ゼニート主義に賛成しないやつはゼニート主義に反対するやつだ」
『ゼニート』(1926)セルビア語/クロアチア語 (翻訳/荒島浩雅) 187
7 フェルド・デラク「雑誌『タンク』創刊号の宣言」『タンク』(1927)スロヴェニア語 (翻訳/荒島浩雅) 201
column むずかしいせかいのはなし――奈辺に在りや南斯拉夫之国/荒島浩雅 203
8 ブカレスト
8章解説/井口壽乃 205
1 イラリエ・ヴォロンカ「ヴィクトル・ブラウネル」『75HP』(1924)ルーマニア語 (翻訳/早川美晶) 207
2 アレックス・チェルナト『75HP』(1924)ルーマニア語 (翻訳/早川美晶) 210
3 イラリエ・ヴォロンカ「アヴィオグラマ―マニフェストにかえて」
『75HP』(1924)ルーマニア語 (翻訳/早川美晶) 212
4 イラリエ・ヴォロンカ「シュルレアリスムとインテグラリスム」
『インテグラル』(1925)ルーマニア語 (翻訳/早川美晶) 215
5 M・H・マキシィ「造形のポリシー」『インテグラル』(1926)ルーマニア語 (翻訳/早川美晶) 218
9 ソフィア
1 ゲオ・ミレヴ「断片」『ヴェズニ』(1919-20)ブルガリア語 (解説・翻訳/ステラ・トドロヴァ・ジブコヴァ) 222
column ブルガリアのアヴァンギャルド運動/ステラ・トドロヴァ・ジブコヴァ 227
第2部 国家を越えた国際交流の場へ
10 『デ・ステイル』より国際革新芸術家会議をめぐるマニフェスト
10章解説/井口壽乃 231
1 デュッセルドルフにおける国際芸術家会議、議事概要(一九二二年五月二九〜三一日)
『デ・ステイル』(1922)オランダ語/ドイツ語 (翻訳/松野早恵+吉田耕太郎) 233
2 イワン・プニー、カール・ツァリット、アルノルト・ジルカル「国際革新芸術家会議で決議されなかった
点について」『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 237
3 エル・リシツキー、イリヤ・エーレンブルグ「第一回革新芸術家会議(デュッセルドルフ)に対する宣言」
『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 241
4 ハンス・リヒター「国際革新芸術家会議(デュッセルドルフ)についての声明」
『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 243
5 テオ・ファン・ドゥースブルフ、ほか「デ・ステイル・グループ(オランダ)の弁明
――国際革新芸術家会議に反対して」『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 245
6 テオ・ファン・ドゥースブルフ、エル・リシツキー、ハンス・リヒター「声明」
『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 248
7 テオ・ファン・ドゥースブルフ、ほか「構成主義インターナショナル創造的労働共同体」
『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 251
8 「デュッセルドルフ国際会議で発表されたイタリア代表の報告より」
『デ・ステイル』(1922)イタリア語 (翻訳/大野陽子) 253
9 カシャーク・ラヨシュ、ほか「デュッセルドルフにおける第一回革新芸術家会議に対するグループ
『MA』のコメント」『デ・ステイル』(1922)ドイツ語 (翻訳/吉田耕太郎) 258
column 東方ユダヤ人の大移動と近代美術(史)/圀府寺司 261
11 『MA』国際音楽・演劇特集号1924より
11章解説/井口壽乃 263
1 ヘルヴァルト・ヴァルデン「芸術現象としての演劇」『MA』(1924)ドイツ語 (翻訳/三谷研爾) 265
2 クルト・シュヴィタース「メルツ舞台」『MA』(1924)ドイツ語 (翻訳/三谷研爾) 266
3 エル・リシツキー「電気機械ショー」『MA』(1924)ドイツ語 (翻訳/三谷研爾) 268
4 シュトゥッケンシュミット「音楽の機械化:解釈は音楽の破壊を意味する」
『MA』(1924)ドイツ語 (翻訳/伊東信宏) 270
5 ギュンター・ヒルシェル=プロチュ「運動の演劇」『MA』(1924)ドイツ語 (翻訳/三谷研爾) 272
column 音楽機械の夢のもつれ/伊東信宏 275
column 純粋と混淆――両大戦間の東欧アヴァンギャルド演劇の閃光/永田靖 277
芸術家略歴 279
あとがき/圀府寺司 287
索引 I
図版出典一覧 IX |