ドイツ・ロマン派風景画論
新しい風景画の模索

[編訳者]神林恒道仲間裕子

ロマン主義的心情とその芸術観を読み解く────
ドイツ・ロマン派の絵画論の綱領的著述と見なされてきたC・G・カールス「風景画に関する九通の書簡」をはじめ、ルンゲ「芸術と芸術家の使命について(遺稿集から)」、フリードリヒ「芸術と芸術精神について」ほかの翻訳と解説。

定価=本体 3,000円+税
2006年11月25日/A5判上製/258頁/ISBN978-4-88303-176-4


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[目次]

  はじめに――風景の変容 7

C・G・カールス 風景画に関する九通の書簡 13

著者まえがき 16
枢密顧問官フォン・ゲーテ閣下からの書簡 19
風景画に関する九通の書簡 21
第一書簡 21
第二書簡 28
第三書簡 34
第四書簡 54
第五書簡 62
第六書簡 80
第七書簡 86
第八書簡 92
第九書簡 108
第一付録 115
第二付録 125
第三付録 134

解説 ドイツ・ロマン派の風景画 ――『風景画に関する九通の書簡』をめぐって 138

C・D・フリードリヒの芸術論および、同時代人によるフリードリヒの 風景画についての批評 165

芸術と芸術精神について 166
現存の芸術家と最近逝去した芸術家の作品を主とする  
コレクションを見ての意見(抜粋) 169
同時代人によるフリードリヒの風景画についての批評 179

解説 フリードリヒの芸術論 ――『芸術と芸術精神について』『現存の芸術家と最近逝去した芸術家の作品を主とするコレクションを見ての意見』をめぐって 182

Ph・O・ルンゲ 遺稿と書簡 201

芸術と芸術家の使命について(遺稿集から) 202

解説 ルンゲの芸術論 ――「新しい芸術」としての「風景画」めぐって 218

参考論文 ロマン派の絵画と哲学について 223

あとがき 255


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