著訳者紹介 |
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1938年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授、前・立命館大学大学院教授、博士(文学)。専門は美学・芸術学。著書に、『芸術学ハンドブック』(潮江宏三・島本浣と共編著、勁草書房、1989)、『シェリングとその時代──ロマン主義美学の研究』(行路社、1996)、『近代日本「美学」の誕生』(講談社学術文庫、2006)など。訳書にアルマン・ニヴェル『啓蒙主義の美学──ミメーシスからポイエーシスへ』(晃洋書房、2004)、『ドイツ・ロマン派風景画論──新しい風景画の模索』(仲間裕子と共訳、三元社、2006)、金英那『韓国近代美術の百年』(監訳、三元社、2011)などがある。 |
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[神林恒道の書籍一覧] |
[著]ディーター・イェーニッヒ ドイツ・ロマン派、芸術哲学研究の碩学、ディーター・イェーニッヒ教授の最終講義―― [書評・紹介] 定価=本体 2,800円+税 |
[監修]神林恒道+ふじえ みつる アートして、人間をつくる。―― 定価=本体 2,600円+税 |
「書は美術か否か」。小山正太郎と岡倉天心の論争を起点に、日中韓、そして欧米の研究者が「書く」ことの美を問う画期的論集。東西のまなざしの交差によって、“東アジアの伝統文化”を超えた〈書の美〉が立ち現れる。 (「東アジア文化都市2015新潟市」での国際シンポジウム報告集。日本語と英中韓の二言語表記) [書評・紹介] 定価=本体 5,200円+税 |
時代の荒波に翻弄され続けた 場面は、まばゆいシャンデリアが照らし出す、 サンスーシ宮殿での優雅なコンサートの情景。 伝説の啓蒙絶対君主フリードリヒ大王を取り囲んで、和やかな雰囲気に溢れるこの絵は、のちの時代に形成される国王のイメージにともなって、さまざまに解されることになる。 画家は100年前の王の姿に何を見たのか? 王を囲む聴衆はいったい誰なのか、奏でられているのはいかなる音楽か? 綿密な考証をもとに、ドイツで最も著名なこの絵の本来の意義を探る。 [書評] 定価=本体 2,200円+税 |
[著者]金英那(キム・ヨンナ) 日本帝国主義の「残りかす」、西洋美術の「ものまね」といわれながらも、絶えずその独自性を追求しつづけた「20世紀韓国美術」の激動の100年史。その圧倒的な活力と魅力のゆえんを論じきった、初の通史。 [書評] 定価=本体 4,000円+税 |
[編著者]神林恒道+新関伸也 見ることから始まる、名作101選の味わい方。 |
各 定価=本体 2,800円+税 |
[編訳者]神林恒道+仲間裕子 ロマン主義的心情とその芸術観を読み解く──── 定価=本体 3,000円+税 |
[著者]ヴェルナー・ブッシュ 産業革命と絵画表現 ライトの《空気ポンプの実験》は、18世紀の絵画を解き明かす鍵である。この絵の描写には、これを貫く三つの局面が指摘される。まず第一の局面において、この絵は手の込んだ実験のきわめて精確な再現描写である。第二の局面において、これは夜に行われた実験という、特殊な演出効果を狙った表現である。実験者は魔術師のように登場し、これに対する観衆のさまざまな反応が、綿密な表現で描きとめられている。第三の段階では、当時問題となった進歩への信頼と宗教の関係についてなされた、ことを分けての反省が示されている。この反省は同時にまた、芸術の歴史とその伝統的なフォルムとの対決でもあった。だが、そうした対決を乗り越えて進歩の問題に迫ろうとしたライトの姿勢は、この絵においても明らかである。またそれによって、この絵は18世紀の芸術言語の危機についての自覚の証ともなっているのである。 定価=本体 2,000円+税 ※本書は、1994年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。 |
[編]日本美術教育学会「70周年記念論集」編集委員会 [発行]日本美術教育学会 1951(昭和26)年に創立した日本美術教育学会。70年目の通過点から、未来の教育を展望する。15本の論考と10年間の活動の記録。 定価=本体 2,300円+税 |