[目次]
まえがき 土屋礼子 i
道しるべとしての「戦後日本における言語学の状況」 2
服部四郎と時枝誠記のコントラスト 7
服部四郎の明快さ 13
亀井孝との出会い 16
言語イデオローグ 18
文法のナショナライゼーション 22
舶来言語学の終焉 25
国語学者と英語学者 27
ラムステッド 30
「天皇制の言語学的考察」 33
一橋大学という環境 40
コセリウとの出会い 43
亀井孝とソシュール 46
社会言語学者とよばれること 50
河野六郎と亀井孝 54
ドイツ留学 60
中央アジア言語文化研究所 64
ヴァイスゲルバー 72
蜂の巣穴に閉じこもった日本の研究 76
変わるものとしての言語 87
差別語の研究 90
漢字の問題 93
言語学は科学をこえた科学 95
言語学史のなかに位置づける 98
戦う学問 101
言語から民族を追い出したチョムスキー 105
国語学の侮れなさ 109
自前の言語学 115
プチブル・ナショナリスト? 116
資料編
戦後日本における言語学の状況 124
言語学と言語的現実 147
天皇制の言語学的考察 ――ベルリン自由大学における講義ノートより 165
質問者によるあとがき 安田敏朗 189
田中克彦によるあとがき 194
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