風景の人間学

自然と都市、そして記憶の表象

[編]仲間裕子竹中悠美

文化横断的「風景論」。
風景を描き、造り、経験し、語り、想う人間の営み。我々の内側と外側に風景は常に遍在し、地理的条件や社会環境とかかわりながら感性や理念に作用する。文化的構築物としての風景から、「人間」を探求する。

[書評・紹介
「月刊美術」2020年6月号
『月刊アートコレクション』2020年8月号

定価=本体 4,500円+税
2020年3月20日/A5判並製/336頁/ISBN978-4-88303-507-6

以下の翻訳論文は原語論文のPDFをお読みいただけます(無料)。
- Iain Boyd Whyte, Cumbernauld: Scotland’s Model New Town.
- Jos de Mul, NextNature. Sublime Natural and Technological Landscapes.
- Marco Bohr, Visibility, Invisibility and Metaphors in post-3.11 Landscape Photography.
- Federico Farne, Tokyo, a liquid city. Passages between post-modernity and traditional aesthetics.


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[目次]

序  風景の人間学  7
仲間 裕子

第一部  崇高なる自然と象徴の空間

  風景のメランコリー  C・D・フリードリヒ《海辺の修道士》の歴史・思想的文脈  25
  仲間 裕子

  次世代の自然  崇高なる自然科学技術的風景  50
  ジョス・デ・ムル(横道 仁志 訳)

  モダニズムと国民表象  E・バルラハの描いた死者の風景をめぐって  78
  高橋 秀寿

  花の表象と女性性  『雅歌』の花嫁神秘主義と近代  100
  仲間 絢

第二部  都市の生成変化

  「郊外」に託されたもの  ヘルマン・ムテジウス設計による郊外住宅とその文化的規範  127
  田所 辰之助

  カンバーノールド  スコットランドのモデル・ニュータウン  151
  イアン・ボイド・ホワイト(村上 真樹 訳)

  地図に潜る  現代都市の記譜法を求めて  173
  三木 順子

  リキッド・シティ東京  ポストモダンと伝統的美学のパサージュ  197
  フェデリコ・ファルネ(小松原 郁 訳) 

第三部  楽園の外で生きる

  楽園の探求  十九世紀および二〇世紀初頭のソウル城壁外における風景式庭園の概念  215
  ジョンヒ・リー=カリッシュ(磯部 直希 訳)

  雪の重み  日本の雪景に見る自然現象と災害のはざま  235
  竹中 悠美

  「大原女」のいる風景  253
  山本 真紗子

  都市へのノスタルジア  一九八〇年代以降の日本における廃墟写真をめぐって  275
  住田 翔子

  3・ 11 後の風景写真における可視性・不可視性とメタファー  296
  マルコ・ボア(武本 彩子 訳)

あとがき  竹中悠美  315

     人名索引  I

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