文化横断的「風景論」。 [書評・紹介] 定価=本体
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[目次] 序 風景の人間学 7 第一部 崇高なる自然と象徴の空間 風景のメランコリー C・D・フリードリヒ《海辺の修道士》の歴史・思想的文脈 25 次世代の自然 崇高なる自然科学技術的風景 50 モダニズムと国民表象 E・バルラハの描いた死者の風景をめぐって 78 花の表象と女性性 『雅歌』の花嫁神秘主義と近代 100 第二部 都市の生成変化 「郊外」に託されたもの ヘルマン・ムテジウス設計による郊外住宅とその文化的規範 127 カンバーノールド スコットランドのモデル・ニュータウン 151 地図に潜る 現代都市の記譜法を求めて 173 リキッド・シティ東京 ポストモダンと伝統的美学のパサージュ 197 第三部 楽園の外で生きる 楽園の探求 十九世紀および二〇世紀初頭のソウル城壁外における風景式庭園の概念 215 雪の重み 日本の雪景に見る自然現象と災害のはざま 235 「大原女」のいる風景 253 都市へのノスタルジア 一九八〇年代以降の日本における廃墟写真をめぐって 275 3・ 11 後の風景写真における可視性・不可視性とメタファー 296 あとがき 竹中悠美 315 人名索引 I |
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