[目次]
序章 本書の展望 7
第一章 二つの歴史叙述概念の定義と歴史 21
第一節 内向的で気取ったマニエリスム芸術 21
第二節 バロックの誇大妄想 25
第二章 古典主義とバロック 30
第一節 「驚愕」にたいする防壁 30
第二節 節度の追究 36
第三章 カトリック改革の精神性 43
第一節 布教活動への召命 43
第二節 イエズス会の説得術 46
第四章 理想と妄想 58
第一節 新奇さと驚異 58
第二節 スペクタクルとしての人生 65
第三節 秩序と無秩序のあいだ 72
第四節 コレクショニズムから包括的な百科全書へ 83
第五章 テーマとモティーフ 92
第一節 世界劇場 92
第二節 精神病の諸象徴 ――狂気 97
第三節 狩猟のイメージ ――自然の秘密という獲物を追う科学者 100
第四節 死の勝利 110
第五節 望遠鏡の驚異 122
第六節 無限にたいする陶酔と恐怖 133
第六章 レトリックの型 145
第一節 才知と鋭才 145
第二節 論考による体系化 155
第七章 姉妹芸術 167
第一節 建築における曲線の優位 167
第二節 変身と動き 174
第三節 キリスト教信仰のためのイメージ 192
第四節 絵画の首都ローマ 201
第五節 非順応主義的選択 217
第六節 「詩の魂」たる音楽 227
第八章 文化的中心の見取り図 240
第一節 イタリアの細分化 240
第二節 ヨーロッパを巡って 255
第九章 十八世紀に向かって 268
第一節 模倣の原理への攻撃 268
第二節 古代人と現代人 277
第三節 オルシ対ブウール論争における十七世紀 286
第四節 バロックの威風からロココのミニアチュールへ 294
第五節 ロココに対応する文学 316
訳者あとがき 331
註 1
人名索引 52 |