越境文化演劇
[著]ギュンター・ヘーグ [監訳者]平田栄一朗 津ア正行 [翻訳者]石見舟 北川千香子 栗田くり菜 針貝真理子 三宅舞 ほか
演劇の遊戯性が原理主義の幻想を解体する。グローバル化と原理主義が絡み合う世界で、多文化主義をさらに超えた、異他なる者との共生を導く実践と思考。
【電子書籍版もあります】
定価=本体 3,500円+税 2024年10月25日/A5判上製/304頁/ISBN978-4-88303-597-7
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[目次]
謝辞 6 日本語版の読者に向けて ──日本に感謝する三つのこと 7
序章 11
第一部 越境文化演劇の理念 19 第一章 生成のさなかにある演劇 20 第二章 越境文化演劇のアクチュアリティ 34 第三章 演劇的妄想 39 第四章 越境文化演劇の場所としての異郷 51 第五章 通過者としての存在 87
第二部 越境文化演劇の世界−空間 115 第一章 世界化の演劇 116 第二章 プトレマイオス的世界劇場 124 第三章 世界−経験の演劇 130
第三部 越境文化演劇の実践 157 第一章 歴史に向き合うということ 158 第二章 国民文化という幻想の興亡 163 第三章 越境文化演劇の実践形態としての反復 187 第四章 カリブの革命 ──越境文化的な屈折の実践 204 第五章 越境文化演劇の演者としての身振り 218 第六章 感情の発電所としての越境文化演劇 244
原註 263 訳者あとがき ──解説を交えて 294