著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

馬場大介
ばば・だいすけ

1985年生まれ。立教大学文学部文学科ドイツ文学専修卒業。同大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程修了。博士(文学)。専門は、ドイツ語・ドイツ文学研究史、日独交流史。現在、東京都立大学非常勤講師、立教大学兼任講師。本書に関連する主要なドイツ語の論文として、以下が挙げられる。Analogisches Denken zur Hybriditat. Karl Florenz' Geschichte der japanischen Litteratur im Austausch der deutschen und der japanischen Literaturforschung. (日本独文学会機関誌 Neue Beitrage zur Germanistik Nr. 161所収)

 

馬場大介の書籍一覧]

近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源

カール・フローレンツ『日本文学史』における日独の学術文化接触

[著者]馬場大介

日本のゲルマニスティクから投じられる一石が、明治時代の日独交流のリアルな様相を精緻に描き出す。日本のドイツ文学とドイツの日本学の開祖は、いかにしてドイツ語の日本文学史を書き上げたのか。その記述に基づき、日本人の研究協力を通じて、日独の学術的要素が混ざり合い変形していく知的なあり様を具体的に論じる。本書の波紋は、現代の日本文学研究の起源へと及ぶ。

定価=本体 3,200円+税
2020年12月20日/四六判並製/324頁/ISBN978-4-88303-519-9


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