著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ハルムート・ベーメ
Hartmut Bohme

1944年生まれ。ハンブルク大学の文芸学教授。専門:現代小説、啓蒙主義とロマン主義、文学、哲学、芸術の関係論、歴史に基づく精神分析。著書にAnomie und Entfremdung im Werk Robert Musils (1974) ; (mit J- Berg u.a.)Sozialgeschichte der deutschen Literatur von 1918 bis zur Gegenwart (1981, Fischer Taschenbuch 6475); (mit G.Bohme) Das Andere der Vernunft. Zur Entwicklung von Rationalitasstrukturen am Beispiel Kants(1983) 編著書にKulturgeschichte des Wassers (1988); Natur und Subjekt. Versuche zur Geschichte der Verdrangung(1988).

 

ハルムート・ベーメの書籍一覧]

作品とコンテクスト
デューラー《メレンコリアI》
解釈の迷宮

[著者]ハルトムート・ベーメ
[訳者]加藤淳夫

思考の絵画化。
メランコリー……
無限の問いに向き合う
醒めた眼差し


《メレンコリアI》に描き込まれた事物――有翼の人物、眠る犬、魔方陣、コンパス、鍵束、砂時計。それらはあまたの意味付けを重ねる解釈の迷宮をなしてきた。象徴と意味との固定した関係を混沌へと投げ込む、画家の目論見を読みとく。

定価=本体 2,200円+税
2005年4月25日四六判並製/166頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-146-7

※本書は、1994年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。


HOME