著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

加藤淳夫
かとう・あつお

1938年、名古屋生まれ。1972年、京都大学大学院博士課程修了(美学美術史専攻)。1974年より大阪工業大学専任講師を経て、現在教授。専門はドイツ美術史および先史・古代美術史。論文に「デューラーの版画に於ける光について」、「シュメール芸術の性格について」ほか。共著に『人間・その総台的理解』(八千代出版)。

 

加藤淳夫の書籍一覧]

作品とコンテクスト
デューラー《メレンコリアI》
解釈の迷宮

[著者]ハルトムート・ベーメ
[訳者]加藤淳夫

思考の絵画化。
メランコリー……
無限の問いに向き合う
醒めた眼差し


《メレンコリアI》に描き込まれた事物――有翼の人物、眠る犬、魔方陣、コンパス、鍵束、砂時計。それらはあまたの意味付けを重ねる解釈の迷宮をなしてきた。象徴と意味との固定した関係を混沌へと投げ込む、画家の目論見を読みとく。

定価=本体 2,200円+税
2005年4月25日四六判並製/166頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-146-7

※本書は、1994年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。


HOME