著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

藤井貞和
ふじい・さだかず

1942(昭和17)年に生まれる。1965年、東京大学文学部を卒業する。大学院をへて、共立女子短期大学に勤める。東京学芸大学を経て、現在、東京大学教養学部、大学院言語情報科学専攻に勤務し、言語態分析、日本古典文学を担当する。言語態分析は具体的に、叙述の動態分析、少数者の言語、人文科学成立論など。1992-3(平成4-5)年、コロンビア大学客員教授。著書に、詩論― 『言葉の起源』(書肆山田)『口誦さむべき一篇の詩とは何か』(思潮社)など。学術書類― 『物語文学成立史』(東京大学出版会)『詩の分析と物語状分析』(若草書房)『源氏物語論』(岩波書店)が主著で、ほかに『日本《小説》原始』(大修館書店)『源氏物語の始原と現在』(砂子屋書房)『物語の方法』(桜楓社)『源氏物語入門』『古典の読み方』『釈迢空』(講談社学術文庫)『物語の起源』(ちくま新書)『古文の読みかた』(岩波書店) などがある。『古日本文学発生論』(思潮社)『「おもいまつがね」は歌う歌か』(新典社)は沖縄歌謡の関係書。『落窪物語』(新日本古典文学大系、岩波書店)を一人で、『源氏物語一〜五』(同)を分担で執筆する。詩集― 『地名は地面へ帰れ』(永井出版企画)からはじまり、『「静かの海」石、その韻き』(思潮社)まで、併せて十四種あり、『悲しみをさがす詩』(書肆山田)や『藤井貞和詩集』(正/続、思潮社)をふくむ。 (2000年5月現在)

 

[藤井貞和の書籍一覧]

国文学の誕生

[著者]藤井貞和

変移する近代日本の<知>と<学>のモラルを問う。『思想』に発表された連作「国文学の誕生」、「国文学の思想」「国語学史的成立」を柱としてまとめられた、研究者・詩人として、いま語るべき言葉をきざみつける、最新の批評・評論集。

定価=本体 2,500円+税
2000年5月24日/四六判並製/268頁/ISBN978-4-88303-066-8


HOME