著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

廣田治子
ひろた・はるこ

東京大学文学部美術史学科卒業。東京大学大学院修士課程修了。同人文科学研究科美術史専攻博士課程修了。博士(パリ第一大学―パンテオン=ソルボンヌ)。1988-90年、フランス政府給費留学。美術史家。著書に La sculpture de Paul Gauguin dans son contexte (1877-1906), Lille, Atelier National de Reproduction des Theses, 1999. 共著に「ゴーギャンのプリミティヴィスム再考」『フランス近代美術史の現在』永井隆則編、三元社、2007年など。主な論文に ≪La sculpture en ceramique de Gauguin: sources et significations≫, Histoire de l'art , no. 15, 1991 ; 「ゴーギャンと 19 世紀の彫刻家たち―19世紀後半に於ける彫刻の諸問題」『美術史』2000年 ; ≪De la poterie a la sculpture, Aube, Carries et Gauguin≫, Histoire de l'art , no. 50, 2002 ; 「ゴーギャンにおける宗教概念―デュパンルー司教、ファン・ゴッホ、デュルケムに照らして」『多摩美術大学紀要』2010年、「ゴーギャンまたは象徴主義におけるジャポニスム」『ジャポニスム研究』2015年など。訳書にダリオ・ガンボーニ『「画家」の誕生―ルドンと文学』藤原書店、2012年など。

 

廣田治子の書籍一覧]

中空の彫刻

ポール・ゴーギャンの立体作品に関する研究

[著]廣田治子

魅惑的なゴーギャン彫刻の創作原理とは何か。
ゴーギャンは彫刻(陶器そして木彫)に、もはやヴォリュームを必要とせず、装飾性に富む「表面」こそが表現の場となった。19世紀芸術の諸問題と深く関係しつつ、20世紀彫刻の源流となったその革新的彫刻の霊感源を探る。[カラー図版多数収録]

[書評・紹介]
《図書新聞》2020年5月9日号、評者:稲賀繁美氏
「美術の窓」2020年7月号
『週刊読書人』(2020年12月18日)2020年回顧特集、評者:河本真理氏

定価=本体 7,000円+税
2020年3月31日/A5判上製/476頁/ISBN978-4-88303-506-9


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