著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

栗田秀法
くりた・ひでのり

1963年愛知県生まれ。 1986年名古屋大学文学部哲学科(美学美術史専攻)卒業。 1989年名古屋大学大学院文学研究科哲学専攻(美学美術史専門)博士後期課程中途退学。愛知県美術館主任学芸員、名古屋芸術大学美術学部准教授を経て、現在、名古屋大学大学院文学研究科教授(学芸員養成課程(博物館学)担当)。専門はフランス近世・近代美術史、美術館学。主な業績:学術論文:「プッサン作《マナの収集》について」(『美術史』138 、1995 年)、「ニコラ・プッサンの視覚的源泉に関する基礎的研究―1640年代を中心に」(『鹿島美術財団年報 』13別冊、1996年、第4回鹿島美術財団賞受賞)、「王立絵画彫刻アカデミー その制度と歴史」(『西洋美術研究』2 、1999年)、「プッサンの物語画の意味構造―《コリオラヌス》をめぐって」(『美学美術史研究論集』22 、2007年)など。著書:『西洋美術館』(共著)(1999年、小学館)、『装飾と建築:フォンテーヌブローからルーヴシエンヌへ (フランス近世美術叢書T)』(共著)(2013年、ありな書房)、『絵画と受容:クーザンからダヴィッドへ(フランス近世美術叢書U)』(共著)(2014年、ありな書房)など。展覧会:「没後50年 ボナール展」(1997年、愛知県美術館、Bunkamura ザ・ミュージアム)、「フランス国立図書館特別協力 プッサンとラファエッロ 借用と創造の秘密」(1999年、愛知県美術館、足利市立美術館)、「大英博物館所蔵フランス素描展」(2002年、国立西洋美術館、愛知県美術館)など。(2014年2月現在)

 

[栗田秀法の書籍一覧]

プッサンにおける語りと寓意

[著]栗田秀法

観る者を画中に誘う物語画の意味構造
17世紀フランスの偉大な巨匠プッサンの絵画は、硬直したアカデミズムの権化か? 否。厳格な画面構成には造形的レトリックが駆使され、知性ある眼には豊かな語りと込められた寓意が立ち上がる。

[書評・紹介
《図書新聞》2014年8月30日、評者:矢橋透氏

定価=本体 3,800円+税
2014年2月28日A5判上製/ 356頁/ISBN978-4-88303-353-9


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