著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

デヴィッド・ロザンド
David Rosand

ニューヨーク、ブルックリン生まれ、コロンビア大学で1965年博士号を取得。半世紀にわたり同大学美術史・考古学科で教鞭を執る。メイヤー・シャピロ美術史学教授、偉大なる教師賞、名誉称号を受ける。16世紀を中心としたヴェネツィア絵画、特にティツィアーノ、ヴェロネーゼ、パルマ・イル・ジョーヴァネを研究し、『16世紀のヴェネツィア絵画 (Painting in Sixteenth-Century Venice)』やティツィアーノのモノグラフをまとめる。美術史学の批判的手法を発展させ、ヴェネツィア美術史学を社会的文脈の中で捉え直すことに努めた。ルネサンス期ヴェネツィア美術の泰斗である。2014年没。

 

[デヴィッド・ロザンドの書籍一覧]

ヴェネツィア神話
ある国家の図像化

[著者]デヴィッド・ロザンド
[訳者]石井元章訳

「いとも晴朗なる共和国」、「アドリア海の女王」、どの土地とも異なる、神の意志で作られた特別な場所――そうしたイメージ戦略を成功させ、ヨーロッパに君臨した水都ヴェネツィア。みずからのために生み出したさまざまな題材により自己神話化をはかったヴェネツィアの歴史を国家形成期から18世紀の没落までたどる。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 2,800円+税
2024年11月25日A5判上製/224頁/ISBN978-4-88303-602-8


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