著訳者紹介 |
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1957年、群馬県生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了(文学博士)、ピサ高等師範学校大学院文哲学コース博士課程修了(文学博士)。武蔵野美術大学講師、大阪芸術大学助教授を経て、現在、大阪芸術大学芸術学部教授。専門はルネサンス期イタリア彫刻、明治期日伊交流史。『ヴェネツィアと日本――美術をめぐる交流』(第22回マルコ・ポーロ賞、第五回地中海学会ヘレンド賞受賞)、『ルネサンスの彫刻――15 ・ 16一六世紀のイタリア』、『明治期のイタリア留学:文化受容と語学習得』、『近代彫刻の先駆者 長沼守敬:史料と研究』、サルヴァトーレ・セッティス『絵画の発明――ジョルジョーネ「嵐」解読』(共訳)など。(2024年11月現在) |
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[石井元章の書籍一覧] |
[著者]デヴィッド・ロザンド 「いとも晴朗なる共和国」、「アドリア海の女王」、どの土地とも異なる、神の意志で作られた特別な場所――そうしたイメージ戦略を成功させ、ヨーロッパに君臨した水都ヴェネツィア。みずからのために生み出したさまざまな題材により自己神話化をはかったヴェネツィアの歴史を国家形成期から18世紀の没落までたどる。 【電子書籍版もあります】 定価=本体 2,800円+税 |
[著者]ローナ・ゴッフェン フランチェスコ修道会の教会サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂はヴェネツィアという特異な地における宗教、政治、美術の独特な関係性を具現している。有力貴族ペーザロ家の華々しいパトロネージによってこの聖堂に掲げられたベッリーニ、ティツィアーノの不朽の祭壇画や、彫刻装飾。彼らはこうした美術作品の寄進によって何をなしえると信じたのか? 宗教史、社会史、美術史の手法を綿密によりあわせることでルネサンス期のヴェネツィアがあざやかに蘇る。 定価=本体 4,000円+税 |