著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

佐藤斉華
さとう・せいか

1966年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は文化人類学、ヒマラヤ地域研究。2002年より、帝京大学教員。本書を含むヨルモに関するもののほか、「『労働者』という希望―ネパール・カトマンズの家事労働従事者の現在」(『文化人類学』75(4):459-482、2011年)、“ 'Satisfied with My Job' - What Does She Mean?: Exploring the World of Women Construction Workers in Nepal”(International Journal of South Asian Studies 6: 79-97, 2014)等の著作がある。(2015年2月現在)

 

佐藤斉華の書籍一覧]

彼女達との会話
ネパール・ヨルモ社会におけるライフ/ストーリーの人類学

[著]佐藤斉華

ヨルモの結婚において、女性は生家から婚家へと贈与されるモノと位置づけられる。もちろん、社会が女性をどう位置づけようとも女性=人間はモノになるわけがない――彼女達は常に行為者であり、そうあり続けてきた。社会的に行為する力を剥奪されつつも、自らの生をそれぞれに切り拓いてきた女性達の生を、その語りの陰翳に寄り添って描きだす。

[書評]
《図書新聞》第3221号(2015年09月05日)、評者:森本泉氏

定価=本体 5,500円+税
2015年2月28日
A5判上製/352+カラー口絵4頁/ISBN978-4-88303-377-5


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