著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

田森雅一
たもり・まさかず

1958年、北海道札幌市生まれ。埼玉大学理学部生体制御学科および教養学部文化人類学コース卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻・後期博士課程単位取得満了。博士(学術)。専門は、社会人類学・音楽民族学・比較文化論・南アジア地域研究。東京大学大学院総合文化研究科・学術研究員。慶応義塾大学文学部、埼玉学園大学人間学部、埼玉大学教養学部および教育機構、千葉大学文学部、東洋大学文学部、東洋英和女学院大学人間科学部など兼任講師。
主要論文「都市ヒンドゥー命名儀礼における主体構築と命名慣習の変容」『民族学研究』63(3):302-325、1998年。
「近代北インドにおける音楽財産の伝承形態と社会関係の変化:サロード・ガラーナーを事例として」『国立民族学博物館研究報告』28(3):377-418、2004年。“The Transformation of Sarod Gharana: Transmitting Musical Property in Hindustani Music”, in Y. Terada(ed.) Music and Society in South Asia: Perspectives from Japan (Seniri Ethnological Studies 71):169-202. Osaka: National Museum of Ethnology, 2008.「近代北インド古典音楽における社会音楽的アイデンティティの構築―英領インド帝国期の“カースト統計”と“ナウチ関連問題”を中心に」『国立民族学博物館研究報告』35(4):583-615、2011年。(2015年2月現在)

 

田森雅一の書籍一覧]

近代インドにおける古典音楽の社会的世界とその変容

“音楽すること”の人類学的研究

[著]田森雅一

変化の激しい近代社会のなかで、北インドの古典音楽家たちは、ガラーナーという用語・概念を用いて“われわれ”を語ることで何をなそうとしているのか。音楽伝統と社会音楽的アイデンティティの再生産と再創造の問題を問う。

定価=本体 6,100円+税
2015年2月18日A5判上製/544頁/ISBN978-4-88303-371-3


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