著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

氏家洋子
うじいえ・ようこ

早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。早稲田大学専任講師、英国シェフィールド大学研究員、山形大学助教授、明星大学教授、山口大学教授等を経て2005年よりノートルダム清心女子大学教授。専門は言語文化学、日本語学、対照言語学。現在、対照言語行動学研究会代表幹事。(http://www.ryu.titech.ac.jp/~clb/index.html)。主要著書に『言語文化学の視点:「言わない」社会と言葉の力』(おうふう 1996)、『日本語教育探究法』(小池清治・秋元美晴と共著、朝倉書店 2007)、等、主要訳書にH. G. ファース著『言語なき思考:聾の心理学的内含』(共訳、誠信書房 1982)、M. ブンゲ著『言語とは何か:その哲学的問題への学際的視点』(誠信書房 1986)、H. G. ファース著『欲望としての知識:フロイトとピアジェについての論考』(共訳、誠信書房 2003)等がある。 (2010年3月現在)

 

[氏家洋子の書籍一覧]

A Speaker's Cognition Encoded in Japanese
Speech, Mind, and Society

[著者]Yoko Ujiie(氏家洋子)

日本語を通して認識活動と言語の不可分性に迫った初めての論考────
誰もが他者に伝えたいと思う〈心の声〉はどの程度「言語化」できているのか。日本語では「やっぱり」「どうにも」「〜なんです」等、話し手の心的過程が見事にコード化されている。これに着目して「含過程構造」と命名、ウチ社会でのコミュニケーションの中で発達した姿を英語と対照させて分析。日本の言語文化の理解、日本語教育での活用も視野に。

定価=本体 2,000円+税
2010年3月31日/A5判並製/ISBN978-4-88303-272-3




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