著訳者紹介 |
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著者ヘルマン・ヴェントカーは、1959年ボンの生まれで、現在ライプツィヒ大学の近・現代史の教授であるとともに、「現代史研究所」のベルリン支部の所長を務めている。主にDDRの外交やドイツ・ドイツ間関係に関する、またソビエト衛星圏諸国に関する研究をしていて、本書の他に、共編著として、『Vor dem Mauerbau. Politik und Gesellschaft in der DDR der funfziger Jahre』や『Staatsrason in Deutschland』、『Aufstande im Ostblock. Zur Krisengeschichte des realen Sozialismus』などがある。(2013年2月現在) |
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[ヘルマン・ヴェントカーの書籍一覧] |
[著者] ヘルマン・ヴェントカー 占領下の厳しい冷戦のなか、ドイツを分断して 1949 年に誕生した東ドイツ。わずか 40 年の短命国家の外交の任務はつねに、国の存立の保障の確保にあった。たえず国家の「存在の不安」に悩まされていたからである。本書を通じて、ベルリン問題の本質がわかるし、ハンガリー動乱、ベルリンの壁の建設、「プラハの春」、ブラント政権の「新東方政策」、度重なるポーランド騒擾など、現代世界史の真相があらためて生々しく迫ってくる。 定価=本体 8,400円+税 |