チャイナ・ガールの1世紀
女性たちの写真が語るもうひとつの中国史

[編著者]李子雲陳恵芬成平
[訳者]友常勉葉柳青

清末民初、開国から辛亥革命、資本主義の急成長、プロレタリア革命による政権奪取、文化大革命、そして再び実行された改革開放の政策……。度重なる社会変革の影響は、例外なく女性の心身にも及んだ。激変する20世紀中国100年間の政治、経済、文化的な要請が女性の形象を変容させ、時代時代の〈美女〉を決定してきた。彼女たちの姿 ─ 服装、アクセサリー、しぐさ、振る舞い ─ の変容はすなわち、豊かな歴史的内容を含んでいる。女性たちの生をとらえた600点余の写真が、「もうひとつの歴史」を語る。

[書評]
《熊本日日》《河北新報》2009年8月23日、ほか

定価=本体 2,600円+税
2009年7月15日/A5判並製/280ページ/ISBN978-4-88303-245-7


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[目次]
序 章 〈時代美女〉を決定したのは誰か? 5
第1章 妓女と女侠(1900年頃〜1912年) 27
第2章 不世出?―才色兼備の「五四」女学生(1919年〜1920年代半ば) 49
第3章 さまざまなモダンガール(1920年代半ば〜30年代末)69
第4章 最後の閨秀と赤い都市の麗人(1940年代) 119
第5章 新中国「十七年」の女性像(1949年〜1965年) 139
第6章 紅装を愛さず 武装を愛す(1966年〜1967年) 191
第7章 失われた女性像を求めて(1970年代末〜1980年代末) 209
第6章 グローバリゼーション下の多様なイメージ(1990年代〜) 231

あとがき 256
訳者あとがき 260
中国女性の形象と社会の変遷・略年表 267
参考文献 278


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