[目次]
序論(根占献一) 7
第1部 マルシリオ・フィチーノ(根占献一) 17
第1章『プラトン神学』と霊魂不滅論の伝統――特に「自然的欲求」をめぐって 18
1 霊魂不滅と復活 18
2 プラトンと聖書における霊魂観 23
3 アリストテレスの伝統と中世 29
4 プロティノスの神秘主義 36
5 フィチーノにおけるアウグスティヌス 43
6 ヤヌス神としての霊魂 54
第2章 『プラトン神学――霊魂不滅(不死)論』部分訳 60
第2部 ピコ・デッラ・ミランドラ(伊藤博明) 73
第1章 宇宙における人間の地位とその本性 74
はじめに――ピコ・デッラ・ミランドラにおける人間の問題 74
1 『ベニヴィエニ註解』における人間観 77
2 『人間の尊厳についての演説』における人間観 84
3 『ヘプタプルス』における人間観 90
4 諸研究者の見解の批判的検討 98
結語 転換期の思想家としてのピコ・デッラ・ミランドラ 106
第2章 『ジロラモ・ベニヴィエニの「愛の歌」註解』部分訳 113
第3章 『ヘプタプルス』部分訳 117
第3部 ピエトロ・ポンポナッツィ(伊藤和行) 127
第1章 霊魂の不滅性と自然主義 128
1 序 128
2 「アリストテレス・ルネサンス」 130
3 霊魂の不滅性の問題 134
4 ポンポナッツィの『霊魂不滅論』 141
5 奇跡と自由意志 152
6 自然主義と科学革命 155
第2章 『霊魂不滅論』部分訳 159
第4部 ジョルダーノ・ブルーノ(加藤守通) 181
第1章 世界霊魂と個人の魂――イタリア語著作を中心に 182
1 『原因・原理・一者について』における世界霊魂と個人の魂 184
2 『天馬のカバラ』――魂の輪廻と世界霊魂 191
3 『英雄的狂気』――生と情熱 199
4 『傲れる野獣の追放』――観想と実践 211
第2章 『英雄的狂気』部分訳 216
あとがき 238
注/参考文献/訳注 |