[目次]
「カドリージュ」叢書への前書き 7
序文 25
第T章 危機論争の経緯と概要 31
T 経緯 31
U 議論とそのスタイル 38
V 拒絶、応答、裂け目 42
1 時代の憎悪とノスタルジー 48
2 何でもありの支配 48
3 民主主義の侵略 49
4 制度? 制度だって? 50
第U章 危機の文脈 55
T 市場の危機と金銭免除の喪失 55
U エリート官僚、共同組合主義と模倣主義 58
V 大衆と芸術 66
W 文化財の産業的生産 72
X 知覚の変容、美学の変容 76
第V章 比較と対比:歴史の正しい使い方について 83
T 思想における偶像破壊、行為における偶像破壊 83
U 秩序への回帰? 87
V 退廃芸術と怪物的なもの 92
W 反革命の芸術 101
X 一九六〇年代と一九七〇年代のモダニズムについての新たな論争 110
Y ポルノグラフィー、政治的正しさと共同体の介入 122
第W章 何の危機か? 127
T 危機とは何か? 127
U 市場:不安の射程 130
V 国際化とマゾヒズム 131
W 文化国家の現状 133
X 批評家の健康状態 134
Y 作家の撤退 137
Z 創造のダイナミズム 140
[ 大衆の不在 143
\ 信頼の喪失 145
第X章 救助の失敗:美的価値の擁護と行政による意味の生産 149
T 拒絶、基準の対立、評価軸の移動 151
U 遅ればせのモダニズム 155
V 解釈学的戦略 159
W メタ理論への訴求 160
1 遅ればせのモダニズムからモダニスト的伝統主義へ:ド・デューヴ 161
2 不在の解釈学:ディディ=ユベルマン 165
3 象徴、象徴、象徴:ロクリッツ 170
4 作品のノスタルジー:ミエ 174
X 多元主義の美学 177
Y 作家の困惑 181
Z 行政による意義の産出 183
1 現代アート:文化遺産 185
2 多元主義を援助する国家 186
3 ロマン主義的魔術師と創作活動の公共サービス 187
第Y章 芸術のユートピアの終焉 191
T 芸術概念の危機 192
U ユートピアの終焉 195
1 民主主義的市民権のユートピア 195
2 労働のユートピア 196
V 市民的ユートピアの活力:ラディカルデモクラシー 198
W 労働のユートピアの危機 200
X 芸術のユートピア 203
Y 芸術のユートピアの終焉 213
Z いくつかの防衛戦略 215
1 アヴァンギャルドの活動 215
2 聖なる歴史 217
3 美学の政治化 218
4 象牙の塔 218
[ 完全に死に絶えた 219
結論 223
訳者あとがき 237
注 1
参考文献 17
人物解説 24
|