著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

イヴ・ミショー
Yves Michaud

1944年生まれ。哲学者、美術批評家。1989-1997年に国立パリ高等美術学校校長。また、2002年からは「総合知の大学」プロジェクトの主要なメンバーとして活躍。2003-2009年にはフランス高等教育研究院会員。著書に最初期の『ヒュームと哲学の終わり』(1983年)から近年の『市民性と誠実さ』(2017年)まで数多くの著書がある。

 

[イヴ・ミショーの書籍一覧]

現代アートの危機

ユートピア、民主主義、そして喜劇

[著者]イヴ・ミショー
[訳者]島本浣中西園子

逆説のようだが、芸術のための芸術とは何よりも大衆のための芸術だ
古い信仰が終わり、特権的地位を失った芸術はいま、多様性のなかに霧散している。こうしておとずれた現代アートの危機によって衰退するのは、美術界といった限られた領域にとどまらないことをミショーは鋭く指摘する。現代アートを美術的問題ではなく文化・社会的問題として提起し、20世紀末にフランスで大論争を巻き起こした本書の21世紀世紀最新版。

[書評・紹介]
『月刊美術』2019年4月号「ART BOOKS 新刊案内」
『月刊アートコレクターズ』2019年4月号「BOOK GUIDE」
「図書新聞」2019年6月1 日、評者:星野太氏
「図書新聞」2019年6月29日、評者:谷川渥氏

定価=本体 3,500円+税
2019年1月31日
A5判上製/280頁/ISBN978-4-88303-471-0


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