現代アートの危機 |
ユートピア、民主主義、そして喜劇 |
[著者]イヴ・ミショー
[訳者]島本浣+中西園子
逆説のようだが、芸術のための芸術とは何よりも大衆のための芸術だ
古い信仰が終わり、特権的地位を失った芸術はいま、多様性のなかに霧散している。こうしておとずれた現代アートの危機によって衰退するのは、美術界といった限られた領域にとどまらないことをミショーは鋭く指摘する。現代アートを美術的問題ではなく文化・社会的問題として提起し、20世紀末にフランスで大論争を巻き起こした本書の21世紀世紀最新版。
[書評・紹介]
『月刊美術』2019年4月号「ART BOOKS 新刊案内」
『月刊アートコレクターズ』2019年4月号「BOOK GUIDE」
「図書新聞」2019年6月1 日、評者:星野太氏
「図書新聞」2019年6月29日、評者:谷川渥氏
定価=本体 3,500円+税
2019年1月31日/A5判上製/280頁/ISBN978-4-88303-471-0 |