ルネサンスのライヴァルたち
[著者]ローナ・ゴッフェン [訳者]塚本博+二階堂充
ルネサンスを彩る美の巨匠たちのたたかい 己のライヴァルとしのぎを削って対決し、凌駕する――― ルネサンスは模倣の時代であり、それは競争で始まった。 その中心にはミケランジェロがおり、彼こそがこの時代の大いなる主人公であった。競争というプリズムを通して語られたミケランジェロ、レオナルド、ラファエッロ、またティツィアーノらの実像による芸術創造の奇跡。
[書評・紹介] 《週刊読書人》2019年8月23日、評者:宮下規久朗氏
定価=本体 9,000円+税 2019年6月10日/A5版上製/688頁/ISBN978-4-88303-487-1
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[目次]
緒言と謝辞 Preface and Acknowledgments 5
T 序 PREAMBLE 11 1 模倣と復興 Imitatio and Renovatio 13 2 アゴン Agon 43 3 比較論 Paragoni 53
U 主役 PROTAGONIST 99 4 ミケランジェロ Michelangelo 101
V 敵対者たち ANTAGONISTS 189 5 レオナルド Leonardo 191 6 ラファエッロ Raphael 223 7 ティツィアーノ Titian 331
W 結び CODA 429 8 バンディネッリとチェッリーニ Bandinelli and Cellini 431
訳者あとがき 489
註 1 主要参考文献一覧 134 図版出典 154 索引 155