[目次]
序論 9
第1章 歴史 15
古代の美術学校 16
中世の大学 17
ルネサンスのアカデミー 22
初期の美術アカデミー 23
カラッチ一族のアカデミー 33
バロックのアカデミー 36
十九世紀のアカデミー 58
現代のアカデミーとバウハウス 65
バウハウスを超えて、美術学校 78
第2章 会話 83
現代の美術指導はアカデミックなのか 87
さまざまな視覚芸術の間にいかなる関係があるのか 93
コア・カリキュラムの問題 113
美術はそれが制作された社会を反映しているのだろうか 126
平凡な美術を教え学ぶこと 137
スタジオにおける美術の授業では学べないこと 146
装飾の問題 167
人体モデルに何が起こっているのか 174
第3章 理論 181
教えるとは何だろうか 184
美術を教えることはできるのだろうか 190
美術を教えることができないとすれば、何を教えることができるのか 204
純粋芸術と単なる技術に関する補説 209
もう一つの補説、美術教育について 211
主題に戻る:本書における最初の三つの主張 214
懐疑論と悲観論 219
第4章 批評 223
一、美術批評とは何か誰も分かっていない 226
二、批評は短すぎる 239
三、次々と話題が漂流する批評 246
四、学生の作品とはかかわりなく、教師も自分の作品を制作する 255
五、教師はそれぞれ独自の発言をする 257
六、批評は誘惑のように、感情を思い切り爆発させる 264
七、下手な翻訳もそうだが、批評は多くのものに似ている 283
八、教師は技術的なアドバイスをすることで時間を無駄にしている 298
九、判定的な批評をする教師もいれば、記述的な批評をする教師もいる 306
十、学生が目の前にいることが混乱を招く 321
十一、美術作品はたいてい独創性を欠いている 327
第5章 提案 337
批評を改善するために 338
質問の連鎖 343
批評を書き起こすこと 358
意味を探求すること 364
批評を比較すること 375
結論 381
訳者あとがきと解説 387
索引 001
註 011 |