著訳者紹介 |
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一橋大学社会学部卒業、ドイツ、フライブルク大学卒業 (Magister Artium) 、マールブルク大学博士課程単位取得退学の後、米国サンノゼ州立大学大学院に学ぶ。米国 IT 企業の知的インターフェース技術、自然言語処理部門およびグローバリゼーション部門に勤務の後、現在は英独翻訳家。専攻:ヨーロッパ民族学、ゲルマニスティク(ドイツ文学 / 言語学)、歴史学、社会学、コンピュータ言語学。研究および興味の対象:ドイツ語圏を中心とした昔話や伝説、風刺マンガ、ことわざなどを含む口承文芸や中世文学、年中行事や通過儀礼の習俗、文化財の中でも陶磁器の歴史、家族問題、移民社会、多言語社会、民俗学学史 ; 中世社会史、近現代史 ; 言語人類学、意味論、言語習得、語用論、会話分析、言葉の力、言語と脳、コンピュータ言語学、機械翻訳技術など―対象は多岐にわたるが、常に比較する視点を取り入れている。(2014年10月現在) |
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[中山けい子の書籍一覧] |
[著者]ヴィル-エーリヒ・ポイカート 西暦1500年前後は、農民的文化と市民的文化が相克する時代であり、重大かつ決定的な変化が起きた時代である。伝説に登場する表象、動物のデーモン、巨人、森に棲む怪人、家精、元素の精などは、興隆する市民の文化の影響を受けて大きく変化する。本書は、伝説を史料として民衆の俗信の変化、表象の変容を、歴史民俗学、精神史や民衆史の観点から描き出した画期的試みである。 定価=本体 2,800円+税 |