著訳者紹介 |
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1935年生まれ。マインツ大学で博士号を取得。1980年からミュンヘン大学で教鞭をとる(美術史)。ミュンヘン大学から名誉教授の称号を与えられた後、1992年よりカールスルーエ造形大学に招聘され、2002年まで美学史学とメディア学について講じる。2004年から2007年までウィーンの国際文化科学研究所(IFK)の所長を務める。現在、カールスルーエにあるメディア芸術センター(ZKM)の「グローバル・アートとミュージアム」プロジェクトの顧問を務めている。多数の著書があり、邦訳には本書の他に『美術史の終焉?』(元木幸一訳、勁草書房、1991年)、『ドイツ人とドイツ美術――やっかいな遺産』仲間裕子訳、晃洋書房、1998年)、『イメージ人類学』(仲間裕子訳、平凡社、2014年)がある。 (2015年1月現在) |
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[ハンス・ベルティンクの書籍一覧] |
[著]ハンス・ベルティンク 近代芸術がパリ画壇で花開いていた20世紀初頭、激動のドイツにあって対立する“近代性”と“伝統”との調停点――伝統を近代精神で満たすこと、近代精神の真っただ中で伝統の力を呼び覚ますこと――を求めつづけた画家マックス・ベックマン。画家が生きた時代の歴史的文脈を解明し、彼を同時代の美術史のなかに位置づけることで、“描くことによって思索した画家”ベックマンの芸術の本質に迫るモノグラフ。 [書評] 定価=本体 2,700円+税 |