著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

オットー・ブレンデル
Otto J. Brendel

1901年、ドイツ、ニュルンベルク生まれ。1920年よりハイデルベルク大学で、考古学者ルートヴィッヒ・クルツィウスのもと古典考古学を学ぶ。1926年、博士号を取得。その後、イギリス、デューラム大学等を経て渡米し、ミズーリ州ワシントン大学、インディアナ大学で教鞭を執ったのち、1973年6月の退職時までコロンビア大学美術史・考古学科教授。同年10月永眠。享年71歳。

 

オットー・ブレンデルの書籍一覧]

ローマ美術研究序説

[著者]オットー・ブレンデル
[監訳者]辻成史
[訳者]川上幸子中村るい

美術史学のダイナミズムを解き明かす────
ローマ美術はながく、ギリシア美術の衰退の一段階と見なされてきた。19世紀、美術史家はローマ美術の独自性を定義するという難題に挑み始め、研究の進展は近代的学問としての美術史学の形成に重なる。著者ブレンデルはリーグル、ヴィックホフに始まる諸説を厳密に検討し、ローマ美術の根本問題に迫っていく。その取り組みは、美術史学の方法と理念自体に我々を対峙させることになるだろう。

定価=本体 3,000円+税
2008年7月30日/A5変形判上製/264頁/ISBN978-4-88303-215-0
 


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