著訳者紹介 |
1976年、中国・ハルビン生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。専門領域は、教育人類学、アジア研究。成蹊大学アジア太平洋研究センター特別研究員を経て、同研究センター客員研究員および城西国際大学語学教育センター非常勤講師を務める。主要論文に「グローバル化時代の少数民族教育の実態とその変容:中国朝鮮族の事例」(『東京大学大学院教育学研究科紀要』第47巻、2008年、日本国際文化学会研究奨励賞受賞)、「高学歴中国朝鮮族の移動:先を見つめる子育てとハイブリッド・アイデンティティ」(成蹊大学アジア太平洋研究センター紀要『アジア太平洋研究』第37号、2012年)など。(2016年2月現在) |
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[趙貴花の書籍一覧] |
[著者]趙貴花 改革開放につづくグローバル化の進行により、中国における人の移動は激動の時代を迎えている。本書は、中国朝鮮族、なかでも東アジア3カ国語に熟達した高学歴朝鮮族に焦点をあて、その中国、韓国、日本に広がる移動のパターンと、それぞれの移動先における社会的文化的相互作用のダイナミックな実態を、教育人類学のフィールドワークに基づき詳細に報告する。北京郊外に登場する新居住区、子どものための言語教育戦略や、ハイブリッド化していくアイデンティティの様相など、東アジアの将来を見据える上で必読の書である。 定価=本体 3,500円+税 |