著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

デボラ・カメロン
Deborah Cameron

オックスフォード大学(イギリス)の言語とコミュニケーションのルパート・マードック教授(Rupert Murdoch Professor of Language and Communication)。言語、ジェンダー、セクシュアリティに関する重要な研究を継続して発表しているこの分野の第一人者。著書にThe Myth of Mars and Venus (2007年、Oxford University Press)、On Language and Sexual Politics (2006年、Routledge)、 Good to Talk (2000年、Sage Publications)、 Verbal Hygiene (1995年、 Routledge)、 Feminism and Linguistic Theory (1985年、Macmillan)[=中村桃子訳『フェミニズムと言語理論』(1990年、勁草書房)]、 Language and Sexuality (ドン・クーリックと共著、2003年、The Press Syndicate of The University of Cambridge)[=『ことばとセクシュアリティ』三元社]など。編著に、ドン・クーリックと共編の The Language and Sexuality Reader (2006年、Routledge)など。

 

デボラ・カメロンの書籍一覧]

ことばとセクシュアリティ

[著者]D・カメロン+D・クーリック
[訳者]中村桃子熊谷滋子佐藤響子クレア・マリィ

セクシュアリティはいかに語られてきたのか。私たちは、政治・経済的支配関係の中でディスコースによって与えられた意味にしたがって、性的自分や性的経験を理解し、また性実践を行っている。自明とされる規範としての異性愛を批判的に検討し、「欲望の社会記号論」によって言語研究に社会の権力構造における抑圧、矛盾、沈黙をも取り入れていこうとする試み。

定価=本体 2,600円+税
2009年10月10日/四六判並製/320頁/ISBN978-4-88303-252-5
 


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