著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

原秀三郎
はら・ひでさぶろう

1934年(昭和9)静岡県下田市生まれ。1958年(昭和33)静岡大学文理学部史学専攻卒業。1965年(昭和40)京都大学大学院文学研究科博士課程国史学専攻修了。奈良国立文化財研究所員、静岡大学人文学部教授、千葉大学文学部教授を歴任。現在、静岡大学名誉教授。京都大学文学博士。主な著書に『日本古代国家史研究―大化改新論批判』東京大学出版会、1980年、『地域と王権の古代史学』塙書房、2002年、『日本古代の木簡と荘園』塙書房、2018年。

 

[原秀三郎の書籍一覧]

石母田正と戦後マルクス主義史学

アジア的生産様式論争を中心に

[述]原秀三郎
[編]磯前順一磯前礼子

石母田史学とは何であったのか。
マルクスによって記述された「アジア的生産様式」をめぐる論争は、古代から近現代にいたる日本「特有」の性質の究明を目的としておこなわれてきた。この論争を緒として歴史家石母田正と京大日本史学のかかわりを中心に戦後歴史学の軌跡をたどり、時代区分なき政治史、形骸化した実証史学といった現在の歴史学への反省のうえに、マルクス主義歴史学の可能性を問いなおす。

定価=本体 4,200円+税
2019年5月10日/A5判並製/272頁/ISBN978-4-88303-477-2


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