著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

エルンスト・ハーニッシュ
Ernst Hanisch

1940年の生まれ。若い時代に、『シュテファン・ゲオルゲ;かれのサークルとナチズム』、『ゲオルク・トラークルの時代のザルツブルク』など文学者と時代状況を中心にした仕事を行なう。その後オーストロ・ファシズム研究に取り組む。ついでザルツブルク大学の教授として、当地の地方史研究を進め、農村におけるナチズム、それに対するさまざまな組織の抵抗運動の研究などを通して、たくさんの論文を纏めあげる。主要著書としては、本原書の他に、『ザルツブルクにおけるナチズム支配 1938―1945』。『偉大な夢想家 オットー・バウアー(1881―1938)』、『男たち、20世紀のもう一つの歴史』など。編著者としても、たくさんの書籍編纂にかかわる。『オーストリア政治体制のハンドブック――第一共和制 1918―1933』、『オーストリアにおけるナチズム支配 1938―1945 』、『オーストリアの歴史におけるナチズムの位置』など。

 

エルンスト・ハーニッシュの書籍一覧]

ウィーン/オーストリア二〇世紀社会史 1890―1990

[著]エルンスト・ハーニッシュ
[訳]岡田浩平

日本とどこか似ているオーストリア!
オーストリアの現代は、二つの世界大戦での敗北、ハプスブルク王朝の崩壊/第一共和制/オーストロ・ファシズム/ヒトラーによる併合/第二共和制と目まぐるしく変わる激動の 100 年――ドイツよりも「味と苦み」のある歴史といえるかもしれない。オーストリア現代史の第一人者が芸術家の作品から庶民の日記にも触れながら生き生きと叙述する。現代ウィーン/オーストリアを理解する最適の歴史書。

[書評・紹介]
《図書新聞》2017年10月7日、評者:水野博子氏

定価=本体 14,000円+税
2016年10月25日
A5判上製/904頁/ISBN978-4-88303-408-6


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