著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

何群雄
か・ぐんゆう

1954年、中国上海生まれ。 一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。専門は中国語学、言語学史。主要論文に「晩清文法学者畢華珍について」(『一橋研究』22巻2号)、「実用文法、科学文法、普遍唯理主義文法――R.モリソン、J.エディキンズ、馬建忠の文法思想について」(『中国研究月報』595)、「『馬氏文通』とカトリック教会」(『中国語学』244)、「キリスト教宣教師による中国語文法学の研究――19世紀イギリス・プロテスタント系を中心に」(『異文化交流と近代化――京都国際セミナー1996』大空社)、「ロバート・モリソンとその『通用漢言之法』」(『一橋研究』23巻4号)、「J. マーシュマン及びその漢字論」(『中国研究月報』627)、「初期入華キリスト教宣教師にかかわる中国語教育と研究の事情について」(『一橋論叢』124巻2号 )、「J. エディキンズの中国語研究」(『中国語学』247号)。(2002年2月現在)

 

[何群雄の書籍一覧]

初期中国語文法学史研究資料
J.プレマールの『中国語ノート』

[編著者]何群雄

初期中国語文法学研究者、音韻論研究者の必読書、待望の復刻────。
J.プレマール『中国語ノート(J. Premare: Notitia Lingua Sinica)』の優れている点は、「彼はラテン語文法学者たちがやってきたような従来の方法から離れ、ヨーロッパ人がそれまで全く知らなかった新しい方法を採用した。既成の規則をあてはめるのではなく、そのかわりに中国語自体から規則を見出した」ところである。1831年にR.モリソンによって、マラッカで刊行のラテン語版(架蔵。原寸大:約290×235mm)の復刻。

定価=本体 5,000円+税
2002年2月25日/A5判上製/316頁/ISBN978-4-88303-093-4

中国語文法学事始
『馬氏文通』に至るまでの在華宣教師の著書を中心に

[著者]何群雄

キリスト教宣教師は中国語文法を、どのように構築しようとしたのか。それを中国人はいかに受け入れていったのか。『馬氏文通』以前の在華宣教師の中国語文法書を綿密に分析し、学説史に新たな視角を切り拓く労作。

定価=本体 2,300円+税
2000年12月25日/A5判並製/190頁/ISBN978-4-88303-072-9


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