著訳者紹介 |
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一九五九年、台湾彰化県に生まれる。国立台湾大学歴史学研究所で博士号を取得。国立政治大学台湾史研究所教授。また、二二八事件紀念基金会董事長も務める。専門は中華民国憲政史、台湾史、中国近代思想史。著書に『晩清「中体西用」思想論―1861-1900』(台北市:弘文館、一九八七年)『民主憲政與民族主義的弁証発展:張君?思想研究』(板橋市:稲禾、一九九三年)、『戦後台湾歴史閲覧』(五南、二〇一五年)など多数。本書『雷震伝』に関わる業績としては、『《自由中国》與民主憲政:1950 年代台湾思想史的一個考察』(稲郷、一九九六年)、『雷震與1950年代台湾政治発展:転型正義的視角』(国立中正紀念堂管理処、二〇一九年)などがあり、台湾における雷震研究の第一人者である。 |
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[薛化元の書籍一覧] |
[著者]薛化元 中国大陸出身で、国民党幹部であった雷震。しかし、リベラルな政論雑誌『自由中国』誌の責任者としての言動が?介石の忌諱に触れ、1960年から10年間を獄中で過ごす。雷震とその同志たちが生涯をかけて自由と民主憲政を追求した姿は、70年代以後の台湾民主化運動の重要な思想的資源となり、後続世代の政治運動家たちに継承されていく。20世紀、中国・台湾の激動の時代を生きぬいた雷震の生涯を膨大な史資料から克明に描き出した労作。 定価=本体 6,500円+税 |