著訳者紹介 |
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一九八二年、埼玉県に生まれる。青山学院大学大学院国際政治学研究科で博士号を取得。島根県立大学国際関係学部准教授。専門は台湾史、東アジア国際関係史。著書に『戦後台湾における対日関係の公的記憶:1945〜1970s』(国際書院、二〇一九年)。本書『雷震伝』に関わる業績として、「雷震眼中的戦後日本(1950s-1970s)」『台灣史學雑誌』(29)二〇二〇年一二月がある。 (2025年2月現在) |
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[深串徹の書籍一覧] |
[著者]薛化元 中国大陸出身で、国民党幹部であった雷震。しかし、リベラルな政論雑誌『自由中国』誌の責任者としての言動が?介石の忌諱に触れ、1960年から10年間を獄中で過ごす。雷震とその同志たちが生涯をかけて自由と民主憲政を追求した姿は、70年代以後の台湾民主化運動の重要な思想的資源となり、後続世代の政治運動家たちに継承されていく。20世紀、中国・台湾の激動の時代を生きぬいた雷震の生涯を膨大な史資料から克明に描き出した労作。 定価=本体 6,500円+税 |
[口述者]李永熾 日本植民地期に生まれ、国民党独裁時代を生き抜き、自由化・民主化運動のなかに身をおき、知的営為と実践を通して、台湾の自由・民主・独立を目指した歴史学者の半生記。それは、台湾人の苦悩と闘い、そして希望へと繋がる民衆史でもある。 【書評・紹介】 【電子書籍版もあります】 定価=本体 6,000円+税 |