著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

森野聡子
もりの・さとこ

ユニヴァーシティ・コレッジ・オブ・ウェールズ、アバリストウィス (現アバリストウィス大学)大学院博士課程ウェールズ語科修了。ウェールズ大学・学術博士(ケルト学)。国立大学法人静岡大学名誉教授。主要業績に “The Journey across the Wilderness?Structural Analysis of the Three Welsh Arthurian Romances” (1) (2)(Studia Celtica Japonica, The Celtic Society of Japan, Nos. 6-7, 1994, 1995)、 “The sense of ending in the Four Branches of the Mabinogi” (Zeitschrift fur celticshe Philologie, Band 49-50, Niemeyer, 1997)、『ピクチャレスク・ウェールズの創造と変容―19世紀ウェールズの観光言説と詩に表象される民族的イメージの考察』(共著、青山社、2007年)、「「ブルー・ブックスの陰謀」がウェールズの文化的ナショナリズムに与えた影響」(『ケルティック・フォーラム』第15号、2015年)、「ウェールズ伝承文学におけるアーサー物語の位置づけ」(中央大学人文科学研究所編『アーサー王物語研究―源流から現代まで』、中央大学人文科学研究所研究叢書62、中央大学出版部、2016年)、『ケルト文化事典』(木村正俊・松村賢一編、東京堂出版、2017年)、「ダーウィン以前のブリテンにおける「ケルト人種論」についての考察―スコットランド・ゲルマン起源論争を読み直す」(『ケルティック・フォーラム』第21号、2018年)、『ウェールズを知るための60章』(吉賀憲夫編著、明石書店、2019年)、『ウェールズ語原典訳マビノギオン』(編・翻訳・解説、原書房、2019年)、 “‘llyma dechreu mabinogi’: The Mabinogion from the Antiquarian Metropolitan to the Industrial Merthyr”(Celtic Forum, No.23, 2021)など。

 

[日本ケルト学会の書籍一覧]

ケルト学の現在

[編]日本ケルト学会
[責任編集]梁川英俊・森野聡子

〈幻想〉の宝庫というイメージを纏って喧伝される「ケルト」。――それはなぜか。
紀元前五世紀から長大な時間をかけてケルト概念の上に堆積した歴史の塵を払い、〈学〉としてのケルトの魅力を描出する10篇の論攷。

[書評・紹介]
《南海日日新聞》2024年2月21日
《図書新聞》2024年6月8日、評者:山内淳氏

定価=本体 6,600円+税
2024年3月1日A5判上製/544頁/ISBN978-4-88303-586-1