著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

伊藤正子
いとう・まさこ

1964年広島市生まれ。1988年東京大学文学部東洋史学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻から2003年博士(学術)取得。大東文化大学を経て2006年から京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教員。著書に『民族という政治―ベトナム民族分類の歴史と現在』(2006年三元社)、『戦争記憶の政治学 ― 韓国軍によるベトナム人戦時虐殺問題と和解への道』(2013年平凡社)、共編著に『原発輸出の欺瞞 ― 日本とベトナム、「友好」関係の舞台裏』(2015年明石書店)がある。 (2022年12月現在)

 

[伊藤正子の書籍一覧]

増補改訂版 エスニシティ〈創生〉と国民国家ベトナム

中越国境地域タイー族・ヌン族の近代

[著者]伊藤正子

「2004年東南アジア史学会賞受賞作の増補改訂版」
タイー族・ヌン族はいかに少数「民族」となり、ベトナム「国民」となっていったのか。国民国家との相互関係のなかで、分離にも吸収にも向かわないエスニシティのあり様を歴史的に明らかにする。
「附論 2  儂智高の語り方」を増補し、 2003年以降の変化や現状を加えた。

定価=本体 4,800円+税
2022年12月1日A5判並製/444頁/ISBN978-4-88303-556-4

民族という政治
ベトナム民族分類の歴史と現在

[著者]伊藤正子

ある「民族」とされることが、人々になにをもたらし、なにを求めさせるのか。
ベトナムの54「国定民族」は、いかにして確定されたのか。ドイモイ以降の「自由化」により、これまでの民族の枠組みを見直し「新たな民族」を要求する声があがりはじめた。ある「民族」とされることが、人々になにをもたらし、なにを求めさせるのか。多民族国家における上からの民族政策のはらむ危うさを明らかにしていく。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 3,800円+税
2008年10月15日/A5判並製/306頁/
ISBN978-4-88303-234-1
 




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