著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

金賢娥
キム・ヒョナ

1967年、韓国慶尚南道居昌生まれ。〔韓国〕中央大学国語国文学科卒業。チョン・テイル文学賞受賞。ナワウリ共同代表などを経て、旅行学校ロードスコラ代表講師。著書に『戦争と女性』、『そこに行けば女性がいる』、『ベトナムの話』など。(2009年11月現在)

 

[金賢娥の書籍一覧]

戦争の記憶 記憶の戦争
韓国人のベトナム戦争

[著者]金賢娥(キム・ヒョナ)
[訳者]安田敏朗

朴正熙独裁政権のもと、韓国は1960年代半ばベトナム戦争に参戦する。韓国側の被害者だけでも死亡5千人、負傷1万人、枯葉剤後遺症被害者2万人以上を生む一方で、ベトナム特需による経済発展をもたらしもした戦争――それは記憶の風化とともに現代の韓国社会では、徹底して忘れられた戦争でもあった。そして1999年になりようやく、韓国軍による民間人虐殺という衝撃的な事実が明らかになる。
本書は、ベトナム現地調査から始め、真実を記憶することをとおして、真の和解をもとめる韓国の市民団体の足跡をたどったものである。

[書評]
《読売新聞》書評欄、2009年12月20日
《読売新聞》「今年の3冊」、2009年12月27日
《週刊読書人》「今週の書評」、2010年2月26日号
《西日本新聞》書評欄、2010年4月18日
『現代韓国朝鮮研究』10号(2010年11月)、現代韓国朝鮮学会

定価=本体 2,700円+税
2009年11月30日/四六判/376ページ+カラー口絵2ページ/ISBN978-4-88303-255-6
 


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