著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

高阪一治
こうさか・かずはる

1947年、大津市生まれ。1982年、同志社大学院文学研究科博士課程後期(哲学および哲学史専攻)満期退学。現在、鳥取大学教育学部教授。専門は19世紀のドイツ美術史。著作に『芸術学ハンドブック』(共著、勁草書房)など。論文に「ハンス・フォン・マレーの〈ナポリのフレスコ画〉について」(上、中の1、2)など。訳書にペーター・シュトリーダー『デューラー』(共訳、中央公論社)、ウード・クルターマン『美術史学の歴史』(共訳、中央公論美術出版)。

 

[高阪一治の書籍一覧]

作品とコンテクスト
ベックリーン《死の島》
自己の英雄視と西洋文化の最後の調べ

[著者]フランツ・ツェルガー
[訳者]高阪一治

画家はそこにたどり着こうと試みた
都市の憂愁から逃れ静寂な「死の島」へ

世紀末、ベックリーンは都市文明への不信感から、最後の逃走の地(自らの埋葬地)として、古代的神秘をたたえたこの孤島を描いた。高貴な孤独へといざなうこの図像のイメージ喚起力は、絵画にとどまらない影響と変奏を現在も生み続けている。

定価=本体 2,200円+税
2008年8月30日四六判並製/126頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-233-4

※本書は、1998年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。


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