著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

大原始子
おおはら・もとこ

兵庫県生まれ。神戸市外国語大学大学院修了。シンガポール大学(NUS)社会学部客員研究員、東京外国語大学英同研究員を経て、現在、桃山学院大学非常勤講師。専門領域は社会言語学(言語接触・言語変異)、語用論。主要論文に「特注アジアの言語事情:シンガポール」(『言語』1997年10月号)、「言語態度との関係における主観的評価──社会言語学的位置付け」(『語法研究と英語教育』)、「政策としての言語からコミュニケーション言語へ──シンガポールを例として」(『英語教育研究』)、“A type of social restriction and the language attitudes” International Communication Studies. 著書に『シンガポールの言葉と社会』(三元社)、『応用社会言語学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『20世紀フィールド言語学の軌跡』(共著、摂河泉文庫)、 『ことばとアイデンティティ』(共著、三元社) など。主要発表に "The formation of attitudes towards English varieties−the case of Singapore−" The 4th International Pragmatics Conferense ABSTRACTS「シンガポールにおける言語政策下におけるFroth-High-variety概念の認定に向けて」社会言語学研究会(現 社会言語科学会)第三回『予稿集』「ダイアログへの過程にみられるシンガポールの社会言語学的変化」JACET関西支部春期大会東京外語大学での研究については『A.A.研通信』に要旨が掲載された。(2004年12月現在)

 

大原始子の書籍一覧]

ことばとアイデンティティ
ことばの選択と使用を通して見る現代人の自分探し

[編著者]小野原信善+大原始子

多文化・多言語社会において、人々はどのようにして、「ことば」を選択し、使用しているのか。それは、人々にとってなにを意味するのか。フィリピン、インド、シンガポール、アメリカ、ニュージーランド、日本を例に、「ことば」の選択による、さまざまなアイデンティティ表出のあり様から、現代人の「自分探し」を読み解く。

定価=本体 2,300円+税
2004年12月15日/四六判並製/208頁/ISBN978-4-88303-145-0

[改訂版] シンガポールの言葉と社会
多言語社会における言語政策

[著者]大原始子

多民族の統合と経済発展を実現した都市国家シンガポールは、国民のだれも母語としない「英語」を「国家語」としている。その言語政策と人々の生活の関係をフィールドワークし、シンガポール社会の現実を描きだす言語社会学的レポート。

定価=本体 2,300円+税
2002年2月15日/四六判並製/200頁/ISBN978-4-88303-088-0


HOME