著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ペーター・ラウトマン
Peter Rautmann

1941年生まれ。カッセル美術大学で美術教育、絵画を学び(1962-67)、ハンブルク大学で美術史、考古学、哲学を学ぶ(1967-76)。1976年、カスパー・ダーフィト・フリードリヒについての研究で博士号を取得。 1979年よりブレーメン芸術大学の芸術学教授。 ヨーロッパのロマン主義美術(C.D.フリードリヒ、Ph. O. ルンゲ、ドラクロワ、ロマン主義の受容について)、20世紀の美術と芸術論(ドクメンタ7、ピカソ、ベックマン、リシツキー、70年代から90年代までの美術、ヴァルター・ベンヤミン)に関する論文と著書を発表。

 

ペーター・ラウトマンの書籍一覧]

作品とコンテクスト
フリードリヒ《氷海》
死を通過して、新しい生命へ

[著者]ペーター・ラウトマン
[訳者]長谷川美子

激動の時代が生んだ破壊と希望が共存するまったく新しい美

凍結した海での難破の光景を、冷気が満ちる清明な空のもとに描いたフリードリヒの代表作《氷海》。啓蒙主義、フランス革命そして王政復古の反動にいたる時代の揺れ――そうした社会状況を、破壊と希望が共存するまったく新しい美に結晶させた画家の思想をたどる。

定価=本体 2,200円+税
2000年11月30日四六判並製/144頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-051-4


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