著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

フィリップ・ソレルス
Philippe Sollers

1936年、フランスのボルドー郊外に生まれる。ヌーヴォー・ロマンの作家。1957年、『挑戦』でフェネオン賞を受賞。翌1958年には『奇妙な孤独』を刊行して、モーリアックとアラゴンに激賞され、華々しく文壇にデビューするが、のちにこれらの伝統主義的な表現をみずから放棄。1960年にはジャン=エデルン・アリエ等とともに文芸季刊誌「テル・ケル」を創刊し、83年までその主導者として活躍。自身も、61年の『公園』を皮切りに81年の『楽園』まで、矢継ぎばやに作品を発表し、ヌーヴォー・ロマンの作家のひとりに数えられる。同時にダンテ、サド、マラルメ、ロートレアモン等の作家論をも手がける。1983年、新たに雑誌「ランフィニ」を創刊し、70年代の毛沢東主義、極左主義の立場を放棄し、ローマン・カトリックに回帰する。著書: 『女たち』『賭博師の肖像』『絶対の心』『ベルエポックのポルノ写真』『フランスの狂気』『リス・ドール』『夜の手帖』『ヴェネツィアの祭り』『インプロヴィゼーション』『サド対神』『秘密』など多数。

 

[フィリップ・ソレルスの書籍一覧]

フランシス・ベイコンのパッション

[著者]フィリップ・ソレルス
[訳者]五十嵐賢一

見る者に恐怖、苦痛、嫌悪、不快、嘔吐、絶望を想起させながら強い引力をもつベイコンの絵画をヌーヴォー・ロマンの作家、フィリップ・ソレルスが語る。テクストと絵画の衝撃の融合。オールカラー。三連画の大型折り込み図版も多数収録。

定価=本体 10,000円+税
1998年7月15日/A4判変型上製、函入り/178頁/ISBN9784-88303-048-4


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